日本酒は大きく純米酒とアルコール添加酒の2つに分類されます。
純米酒は米、水、酵母、麹だけで造られるお酒です。蔵元はこの日本酒に蒸留アルコールを使用しません。
純米酒には「純米大吟醸」「純米吟醸」「純米」の3種類あり、
「純米大吟醸」「純米吟醸」「純米」の違いは、精米後の米粒の残りの割合にあります。
純米大吟醸は、「精米歩合50%の酒造好適米」、純米吟醸は「40%精米した酒造好適米」を使用しており、純米には最低精米歩合の規定はありません。
アルコール添加酒の原料は純米酒と同じですが、プラスで醸造アルコールを使用しております。大吟醸、吟醸、本醸造、普通酒などがあります。
これらの酒を見分けるポイントは、純米酒と全く同じです。精米後の米粒の残りの割合により異なります。
大吟醸は「精米歩合50%以上」、吟醸は「精米歩合40%以上」、本醸造は「精米歩合30%以上」、
普通酒には最低精米歩合の規定はありません。
純米酒は独特の風味があり、米の豊かな味わいが楽しめます。
一方、アルコール添加酒は、よりクリアな味わいと淡麗な風味が特徴です。
米粒の表面を磨くことで、雑味の原因となるタンパク質や脂質が取り除かれるから、日本酒は米を磨けば磨くほど味がクリアになります。